「お前は何をやらせても駄目だな...」「案件を獲ってくるまで帰ってくるな!」といった、メンタルを攻撃してくる発言。
「仕事を全く振ってもらえない...」「上司や同僚から無視されている」といった行為。
「殴るぞ」といって本当に暴力を振るわれたケース。
こういったパワーハラスメントを受けて、辛い思いをしている人は多いです。
本日はこういったパワーハラスメント受けて辛い思いをしている人へ向けて、どうやって解決していけばいいのか解説していきます。
今回の記事が参考になる人
- パワーハラスメント(パワハラ)を受けて辛い思いをしている人
- パワーハラスメント(パワハラ)を受けているが、どうやって解決していいか分からない人
パワーハラスメントとは?
パワーハラスメントの定義と該当する行為
厚生労働省はパワハラの定義を下記のように定めています。
パワハラの3つの定義
- 職場の地位・優位性を利用している
- 業務の適正な範囲を超えた指示・命令である。
- 相手に著しい精神的苦痛を与えたり、その職場環境を害する行為である。
出典:厚生労働省
それぞれ解説していきます。
職場の地位・優位性を利用している。
職場の地位・優位性を利用しているとは、簡潔にいうと、自分よりも立場が上な上司や先輩が、その立場を利用してくるケースが該当します。
「従わないと評価を下げるぞ!」といった発言。
こういった行為が、職場の地位・優位性を利用して、従わせようとしてくるケースになります。
業務の適正な範囲を超えた指示・命令である。
業務の適正な範囲を超えた指示・命令とは、たとえば個人的な間で金銭の貸し借りを要求したり、無理やり土下座を強要するといった行為が該当します。
某銀行ドラマでありまりましたが、大和田常務へ土下座させるシーン。
あれはある意味、逆パワハラに該当します...
相手に著しい精神的苦痛を与えたり、その職場環境を害する行為である。
相手に著しい精神的苦痛を与えたり、その環境を害する行為とは、ちょっとしたミスなのにも関わらず、「家に帰れ!」「さっさと辞めてくれ!」といった発言で相手を脅すような行為が該当します。
継続的にこういった行為が続くようであれば、精神的に大きなダメージを負うことになります。
パワハラは法律違反になる
パワハラ防止法は大企業2020年6月1日から施行されており、中小企業は2022年4月1日からが施行されます。
※通称パワハラ防止法の正式名称は「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」(略称:労働施策総合推進法)です。
パワハラ防止法が施行されたことにより、パワハラが明確に禁止されたことを意味します。
もちろんパワハラを行った後に、こんな法律知らなかったでは済まされません。
では、具体的にどういった行為が法律違反のパワハラに該当するのか?
こちらも厚生労働省が具体的な6つの行為として定義しています。
パワハラに該当する6つの行為
続いては、パワーハラスメントに該当する行為を解説してきます。
厚生労働省はパワーハラスメントに該当する行為を下記6つの行為と定義しています。
パワハラに該当する6つの行為
- 身体的な攻撃
- 精神的な攻撃
- 人間関係からの切り離し
- 過大な要求
- 過少な要求
- 個の侵害
出典:厚生労働省
それぞれ解説していきます。
身体的な攻撃
物を投げつけられたり、殴打、蹴りつけるといった行為が該当します。
②精神的な攻撃
言葉の暴力はときに、人を死にまで追い詰めます。
耐える必要なんてありませんので、すぐさま人事などへ報告するか、転職を検討した方がいいです。
心が壊れてしまう前に行動に移しましょう。
③人間関係からの切り離し
職場で仲間外れや無視などをされている場合、このケースに該当します。
④過大な要求
自分の職位に見合わない仕事量や責任を押し付けられるケースが該当します。
⑤過少な要求
本来の業務をおこなわせるのではなく、雑務をメインに仕事をさせるケースが過少な要求に該当します。
例をあげると、営業なのに経理の仕事しかさせてもらえないといったケースが該当します。
⑥個の侵害
個人のプライベートのスケジュールを執拗に確認したり、スマホの中身を確認、荷物を許可なく物色するケースが「個の侵害」の侵害に該当します。
今回紹介したものだけがパワハラに該当しているわけではありません。
他にもパワハラに該当するケースは多数あります。
では、実際にどういったパワーハラスメントを他の人達が受けているのか事例を紹介します。
パワーハラスメントの事例
Twitterでの声
私がいた鉄道会社がまさにこれね😓
お客様の前で怒鳴るのは当たり前、椅子は蹴る、人格否定、無言で書類を投げてくる等どう考えてもパワハラでした。 https://t.co/ozkD8HFFPT— 気まぐれバス運転士TR氏 (@tr36basu) July 4, 2020
某投資銀行は上司のパワハラ/モラハラで有名だが、新卒トップ評価君が「労働環境がクソなので辞めます」と声をあげた瞬間、VPやASがクビになるのを恐れて一斉に部下にヘコヘコ優しくなった話、バンカーの性根が現れてて好き。
— 外資系コアラ (@KoalaFinance) December 29, 2019
パワーハラスメントをしてくる人の特徴
パワーハラスメントをしてくる人の特徴として下記が挙げられます。
パワハラに該当する6つの行為
それぞれ解説していきます。
プライドが異様に高い人
パワーハラスメント(パワハラ)を行ってくる人の特徴として、プライドが異様に高いといった特徴があります。
「部下に舐められたくない」「自分があいつより上の立場で居たい」といった強い思いが相手に対して高圧的な態度として出てしまい、パワハラに発展してしまうケースがあります。
このようにプライドが高い人は、指導してもプライドが邪魔してしまい、なかなか改善することがありません。
特に部下などからパワハラだといった指摘を受けると余計に逆上してしまうケースがあります。
パワハラが当たり前と思っている
パワハラを当たり前と思っている人も中には存在します。
なぜそういった考え方に至るかというと、これまで自分がパワハラを受けてきたことで自分は成長してきたと思い込んでしまっており、部下を成長させるにはパワハラを行うべきだといった考え方になってしまっています。
この考え方は正しくありません。
指導法には様々な方法があり、人によって対応方法は変えるべきです。
それなのに、強く当たることが正義と思ってしまっていては、考えて指導するといったことを放棄してしまっています。
要はとりあえず強く当たれば人は育つといった偏った考え方になってしまっています。
こういった考え方を持つ人は昭和を生き抜いてきた、おじさん世代に多いです。
わがままで自分勝手
わがままで自分勝手な人は、自分が思い通りにいかないと、相手に対して高圧的な態度で接してしまうケースがあります。
大人の格好をした子供です。
パワハラの管理職は、早めに手を打っておかないと部下や採用した新人がどんどん辞めていくので会社潰れるぞマジで。
しかもパワハラの人は自分勝手なので、他部署に対しては正論っぽいことで攻撃して回るのに自分には激甘で社内の規則すらも平気で破るから、全てが噛み合わない。
>RT— まーちすと♋うがい手洗い (@march_st) July 9, 2020
ただし、立場が自分よりも上なケースが多いので我慢して対応しなくてはいけないといったケースが多いです。
ストレスが溜まっている
仕事でのストレスや私生活でのストレスを部下にぶつけてくる輩もいます。
これは人として、本当に情けない行為です。
こういったストレスが溜まって攻撃してくる人は、普段のストレスのはけ口がないためか、陰湿なケースが多いです。
責任感の欠如
仕事に対する責任感や部下のミスに対しても責任を持とうとせず、常に人にミスをなすりつけようとしてくる人もいます。
こういったケースでは、指示された通りやったのに上層部から指導がはいったら、上司は一切関与せず、対応を部下に任せるといった責任感の欠如と言ったケースもあります。
会長のご機嫌取りしか能がない金魚のフン連中が、社長や役員になって権力握り、部下への評価制度を利用してパワハラや責任なすりつけが常態化。良い人材が使い捨てされ次々に辞めていく恐ろしい会社。「上司や会長の為に出勤しろ。従業員が新型コロナ感染してたとえ死んでも仕方ない。」byクソ上司 https://t.co/Lv8LKXs2yO
— kiki (@kiki_inabucket) April 15, 2020
結果、パワハラを行ってくる人は人としてのモラルが欠如しているケースが多いです。
我慢して心が壊れる前に何とか解決する方法を見つけましょう。
続いては、パワーハラスメントの解決方法について解説してきます。
パワーハラスメントの解決方法
パワーハラスメントの解決方法は3つある
パワーハラスメントの解決方法を解説してきます。
パワハラの解決方法
それぞれ解説していきます。
社内で解決策を探す
パワハラを受けていることを人事や他の上司へ報告し、部署異動を願い出るといった方法があります。
パワハラを受けていると、辞めたい思いが先行してしまいます。
しかし、貴方がどうしても入りたかった企業だった場合、それは勿体なさすぎます。
会社に居たいけどパワハラが嫌だとなった場合は、部署異動を願い出て、パワハラ上司から距離をおきましょう。
また、社内の相談窓口に相談する方法もあります。
そうすることで、直接上司へ指導が入り、上司が左遷される可能性やパワハラが落ち着く可能性があります。
外部の機関へ相談する。
「会社へのホットラインへは報告しづらい...」
といった悩みがある場合は、労働基準監督署へ報告するといった方法と厚生労働省の相談窓口に相談する方法があります。
外部機関からの指導となると、社内からの指導よりもインパクトが大きいため、パワハラを行っている上司へ罰則を与えられる可能性が高いです。
特に録音などの明確な証拠を準備したうえで相談を行った方が物事の進みは早いです。
転職をする
最後に転職をすると言った方法があります。
「パワハラの改善の見込みがない...同じ社内にいるのがもう無理だ...」といった考えになっている。
こういったケースの場合は、すぐさま転職を行った方がいいでしょう。
心が壊れてから転職活動をおこなうのは、冷静な判断ができないため、本来望んでいない業務をおこなう会社へ急いで転職してしまうといったケースが発生してしまいます。
転職は決して、悪ではありません。
脅してくる人がいても、無視をしましょう。
脅してくる人は、あなたが人事などに転職する要因を聞かれて、パワハラをバラされ自身の評価が下がることを恐れているのです。
よって、転職した方がいいと判断したらすぐさま行動に移した方がいいでしょう。
転職活動は転職エージェントを利用しよう
転職は自分一人で行ってしまうと、何が正しいのか分からなくなってしまうのと、自分の希望通りの求人を見つけることが出来ないといったケースが発生してしまいます。
しかし、転職エージェントを活用することでそういったことを防ぐことが出来ます。
転職エージェントとは、転職のアドバイザー的な存在になります。
希望職種などのヒアリングから、自分にあった求人を探してきてくれますし、履歴書や職務経歴書、面接のサポートまですべて無料で行ってくれます。
おススメの転職エージェント
おススメの転職エージェントは下記の3つになります。
リクルートエージェント
転職は人材業界大手の転職実績業界No.1の「リクルートエージェント」に登録して探すことをおススメします。
求人数が業界でもTOPクラスに多く、転職エージェントの質がかなり優れています。
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マイナビエージェント
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マイナビエージェントはリクルートエージェントと同じく求人数が業界でもTOPクラスに多く、転職エージェントの質も優れているからです。
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非対面での相談可能地域 | 全国(電話・メール・Web面談) |
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まとめ
今回はパワハラを受けて辛い思いをしてる人へ向けた記事をお届けしました。
パワハラを受けているが、何とかしたいと思っている人は下記を実践しましょう。
パワハラから逃れるために実践すべきこと
- 部署異動などの社内での解決策を探す。
- 労働基準監督署などの外部の機関へ相談する。
- パワハラの改善の余地がなければ、転職をする。
辛いを思いをしながらはたらくと、いつか心が壊れます。
そうなってしまっては、冷静な判断が出来なくなり、ミスも多くなってしまうといった悪循環に陥ってしまいます。
そうなる前に、今の職場を脱出するのも一つの方法です。
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