今回の記事では転職の失敗談を紹介していきます。
事例に基づき、同じ失敗しないためのポイントを紹介していきます。
転職に失敗したくない人は参考にしてください。
26歳女性(独身) Aさんのケース
Aさんのスペック
新卒時:22歳都内の私大卒業後、大手証券会社の営業部へ配属
転職後:26歳大手メーカー子会社へ転職
転職時希望条件:年収ダウンしても良く、キツイノルマがない会社
気にしていなかった点:業務内容
転職した理由:ノルマと上司・先輩からの詰め
新卒採用で大手証券会社へ内定
Aさんは新卒採用で誰もが羨む、大手証券会社の内定をゲットしました。
元々は化粧品会社への就職を希望していましたが、うまくいかずネームバリューで受けた大手証券会社から内定が出ました。大手証券会社から内定が出たことを周囲に伝えると尊敬の眼差しを受け、そのことに満足し就職活動を終えました。
証券会社の営業といえば、かなりキツイといった噂はAさんも耳にしていましたが、自分なら大丈夫だろうといった思いから、そのまま入社を決意します。
最初の壁は全く興味のない金融の資格試験
内定を承諾してから、10月に内定式を迎えました。しかし、そこで待っていたのは資格試験へ向けた大量のテキストと課題でした。
証券会社などの金融機関では、金融商品の販売資格を入社前までに取得していないと、業務が行えず使い物になりません。
そういった理由から、入社前に最低限業務を行うための資格を取得しておかなければならず、資格試験の勉強に追われます。
資格試験の勉強を行っていく中で、Aさんは金融関連の業務に全く興味がないことに気づきました。
しかし、他に内定を貰っているわけではないので、そのまま頑張るしかないと思い興味のない勉強へ残りの学生の時間を費やすことになりました。
無事資格試験に合格したAさんは研修後、支店配属となり個人営業の部署へ配属となりました。
支店配属で課せられたノルマと上司・先輩からの詰め
支店配属となったAさんは、最初は上司・先輩が教えてくれていましたが、中々成果を出すことが出来ず、徐々にプレッシャーを掛けられるようになりました。
毎日3桁は余裕でいくテレアポ、営業先では断られる日々、中には名刺を玄関先で破るお客様にも出会ったといいます。
そして支店に戻れば、上司・先輩から目標未達による詰めがまっているといった悪循環に落ちっていました。
Aさんは仕事内容にも興味を一向に持てずにいて、1日でも早く辞めて転職したいと考えていました。
そんな中でも3年は続けた方が良いといった同期からのアドバイスを受け入れ、3年は頑張ろうと決意します。
一刻も早く現状から抜け出したい...転職活動を始めて1ヶ月足らずで内定ゲット!
3年の月日が経ち、既にAさんは精神的に限界を迎えており、一刻も早く転職するために転職サイトに登録し転職活動を進めていました。
人と話すこと自体は嫌いでは無かったため、Aさんは次の職種も営業職でも良いと考えていました。
そこで、給与は下がってもいいからノルマのがきつくない業種を転職サイトで探していたところ、大手家電メーカー子会社の求人情報があり、ルート営業ノルマ無し!と記載があったため応募。
すると、大手証券会社勤務で第二新卒といったポテンシャルの助けもあってか、1ヶ月足らずで採用が決定。
見事ノルマがきつくない営業職へ転職することが出来ました。
大手メーカー子会社へ転職するもそこで待っていたのは...
無事転職出来たと思ったら、そこで待っていたのは興味がない退屈な仕事、尊敬出来ない上司や先輩でした...
最初こそはのんびりしていていいと思ってたAさんですが、金融業と同じく全く興味が持てない業種に転職してしまったのです。
更には平気で一緒にサボることを進めてくる先輩やめんどうな仕事は全て部下にやらせる上司と仕事に情熱をもって取り組む人がおらず、ここでも気が滅入るようになりました。
結果、ただでさえ興味のない仕事をやる気のない職場の人達と定年までやるとなったことを考えたとき、絶対に出来ないと思ったAさんは1年足らずで別な会社へ転職することを決意し、結果今回の転職は失敗に終わってしまいました。
今回転職を失敗したポイントと成功するためのアドバイス
今回の転職を失敗したポイント
転職を失敗したポイント
- 自己分析が出来ておらず、転職の軸が定まっていなかった。
- 職場が嫌すぎて、焦って転職活動を進めてしまった。
- 3年は頑張ったほうがいいといったアドバイスを鵜呑みにしてしまった。
- 転職エージェントへ相談せず、自分一人で決めてしまった。
①自己分析が出来ておらず、転職の軸が定まっていなかった。
解決ポイント
転職の軸を定めるには、自己分析を行う。
今回Aさんは自己分析を行っていなかったので、自分が本来どういった仕事に興味をもって取り組めるのかといった点が欠如していました。
大手メーカーの子会社でノルマが緩く楽そうといったイメージのみで転職してしまったため、業務内容のミスマッチが発生してしまったのです。
それを発生させないために、何故転職したのか、本来自分はどういったことが向いているのか?なにに興味があるのか?といった考えを明確にして転職活動に望まないと、こういったミスマッチが発生し転職を失敗してしまう傾向があります。
今回のAさんの転職の軸が、年収ダウンしても良く、キツイノルマがない会社といった軸になっていました。
そうではなく、給与は下がっても、自分が好きな化粧品関連の仕事へ転職といった軸を設けた方が転職を成功させる確率はあげれたかもしれません。
よって、転職の軸をしっかり作るべく自己分析はしっかりと行いましょう。
②焦って転職活動を進めてしまった。
解決ポイント
転職先が決まっても焦って入社しない。本当に入っても大丈夫かもう一度仕事内容、条件面を確認
焦って転職活動を進めてしまったため、すぐに内定を貰った先へ入社してしまったのが今回の転職失敗の要因の一つです。
焦って転職を進めてしまった場合、今回のように後先を考えずとりあえず内定を貰ったから転職してしまおうといったマインドになってしまいます。
今回のような業務内容のミスマッチが起きてしまった場合、再度転職活動を行う羽目になるのでそれはあなたにとっても時間の無駄になります。
よって、内定をもらったからといって安直に次の転職先を決めてはいけません。
③3年は頑張ったほうがいいといったアドバイスを鵜呑みにしてしまった。
解決ポイント
在籍期間が短くても計画を立て、準備を怠らなければ転職は出来る!
正直、新卒で入った会社は3年は頑張ったほうが良いというのは正しいとは言えません。
3年頑張らなくても転職することは可能です。
そして、3年頑張ったほうが良いといっている人のほとんどが転職未経験者の人達です。
3年頑張れば辞めにくい人材だと思われるといった根拠から転職活動が有利になると考えているようですが、1年も3年も実際そんなに大差がないです。
何故なら新卒からの転職はすべて第二新卒として捉えられ、その人のポテンシャルを評価することに趣を置いているため、実績重視の20代後半や30代の人達の転職より転職しやすいといったメリットがあるからです。
④転職エージェントへ相談せず、自分一人で決めてしまった。
解決ポイント
転職に失敗したくないなら転職エージェントに相談する。
今回Aさんは転職サイトのみを活用しており、転職エージェントサービスを活用していませんでした。
転職サイトと転職エージェントの違いについてですが、転職サイトは求人が掲載されており、そこに自分で申込、全ての採用フローを自分で行う形になります。
一方で、転職エージェントは専任のエージェントがあなたの転職全般のサポート行ってくれます。
転職先の相談や気にある業界のおすすめの求人だけでなく、職務経歴書の添削や面接のトレーニングなどを全て無料で行ってくれます。
よって、転職は転職エージェントと二人三脚で行っていくことがおすすめと言えます。
Aさんも今回誰にも相談せず、焦って転職先を決めてしまっていたので、転職エージェントがいればそもそもの転職すべき業界かアドバイスをくれた可能性が高いです。
上記理由から、初めての転職は転職エージェントを活用しましょう。
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転職する際にサポートがある方がいいかない方がいいかとなったとき、サポートがあった方が確実に有利に転職出来ます。
特に初めての転職は転職エージェントに相談しながら、進んだ方が成功する確率は上がります。
転職に失敗したくない人はうまく転職エージェントを活用しましょう。
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