転職の軸を設定するということは「自分が次の仕事/職場に何を求めているのかを明確にする」といったことを指します。
この「転職の軸」の設定をおこなわないと、転職を失敗してしまう可能性が高いです。
なぜなら、次の仕事や職場に何を求めて転職するかが明確になっていないと転職先でも同じような不満が生まれてしまいます。
その前に書類審査や面接で落とされる可能性も出てきます。
Twitterの声
【今日のNG理由】
これまでの転職理由などが不明瞭で納得感のあるお話が伺えなかったため。面接で一番大事なポイントは転職理由だったりする。なんでその決断をするのか。判断軸はなんなのか。面接の合否を分けるポイントは転職理由の伝え方にある。
— カネちゃん@IT転職×キャリア戦略 (@kanechan_career) June 26, 2020
そうならないためにも転職の軸は明確に設定しましょう。
転職の軸が定まるだけで、自分が行っている転職活動に疑念が生まれることなく納得感を持って、転職活動を行うことが出来ます。
今回の記事が参考になる人
- そもそも転職の軸って何?と思っている人
- 転職の軸の決め方を知りたい人
- 転職の軸の事例を知りたい人
- NGな転職の軸を知りたい人
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転職の軸とは?
「転職の軸」とは、冒頭でも説明した通り、「自分が次の仕事/職場に何を求めているのかを明確にする」といったことを指します。
「転職の軸」が明確になっていないと転職を失敗してしまう可能性があるので、自身の転職の軸は必ず明確に定めておきましょう。
Twitterでの声
8月からまた転職活動再開しよう
とりあえず前回は焦ってあまり情報収集
せずに面接をバンバン入れたりして
メンタル落ちたり、軸が定まってない
状態だったから失敗したのよね
だから、まずは情報収集をしっかりして
ゆっくり探そう
焦ってまた変なところ入りたくないしな— えりごん (@erigon2525) July 21, 2020
では、実際にどういった転職の軸があるのか3つの軸に分けて解説していきます。
目的別の転職の軸の例を紹介
転職の軸は主に3つの軸に分けることが出来ます。
この3つの軸に分けることが出来ます。
自分の市場価値/キャリア/年収UPを目的とした軸の例
- 将来的なキャリアを見越して、成長業界へ転職したい
- 年収を今より上げたい
- 斜陽産業では無く、成長業界へ転職して市場価値を上げたい。
- 海外でのキャリアを積みたい
自分の好きなこと/やりがいを求める軸の例
- 年収は下がってもいいから、自分が好きな仕事に就きたい
- スタートアップに入り、やりがいのある仕事をしたい。
- カルチャーが自分にフィットしていて、仕事にやりがいを感じれる職場
職場環境/待遇改善を目的とした軸の例
- ワークライフバランスが保てる職場へ転職したい
- フレックス制やリモートワークなどの福利厚生が充実した会社が良い
- 尊敬できる人がいる職場で働きたい。
- 人間関係がギスギスしていない職場がいい
- 残業時間が少ない職場が良い
- 年間休日120日以上の職場が良い
もちろん更に深堀していく必要がありますが、自分が何を重視しているかまずは大枠から考えてみましょう。
では、こういった転職の軸を決めないとどうなるのでしょうか?
転職の軸を決めないとどうなる?
転職の軸を決めないとどういったことになるのでしょうか?
Twitterの声
今までサポートしてきた人で“転職に成功した人”の特徴
・「何をしたいのか?」が明確
・転職理由が前向き
・何より素直(自分の落ち度は素直に認めて反省)やっぱり「就活の軸がある人」と「第三者のアドバイスを受け入れられる人」は、転職に成功してるな〜と思う。
— 川畑翔太郎|UZUZ(ウズウズ)専務 (@kawabata_career) July 20, 2020
上記ツイートに転職に成功した人は「軸がある人」と記載がありますが、逆に失敗してしまう人は、転職の軸が明確ではないので「迷走」してしまうケースが多々あります。
そうないためにも、繰り返しにはなりますが「転職の軸」は必ず定めましょう。
会社選びでも転職の軸は重要
転職の軸を定めずに、求人探しを始めてしまうと膨大な会社の中から、企業を選ばなくてはいけません。
さらには、何となく求人募集へ応募してしまい
「入社してみたらブラックだった...」
「自分が想像していた働き方と違った...」
といったようなケースに陥ってしまいます。
「転職の軸」を定めていれば、最初から自分の希望に合った求人へ応募することが出来るので、ミスマッチを入口から防ぐことが出来ます。
面接でも確認される転職の軸
「あなたの転職の軸」は何ですか?
といった形で、転職の面接時においても転職の軸を確認されるケースが多いです。
Twitterの声
#本日の振り返り
転職の軸が少しずつしっかりしてきたので、志望動機も考えやすくなった🙆♀️
明日の準備もきちんと出来た。面接は準備に尽きるなあとしみじみ。— みよよ (@peneropi0704) July 20, 2020
今日面接したところ、正直通ったとしても入らないかなと思うところで企業研究もほぼせずに挑んだんやけど、今までで一番まともに受け答えできて「キャリアの軸がしっかりしてる」との評価を受け自信持てたから行ってよかったわ!!
— えふ(転職活動中) (@F_7_33) July 23, 2020
企業側がこの質問をする意図としては以下が挙げられます。
企業側が転職の軸を確認してくる意図
- 転職する軸と自社の採用条件が合致しているのか?
- 入社してミスマッチが発生しないか?
- そもそもちゃんと考えを持ったうえで転職活動を行っているのか?
自分の考えや志をもって望んでいるのか?その点が自社にマッチするのか?といった点を確認したい意図があります。
こういったことから、転職の軸を明確に定めることは重要になります。
では、続いて実際に転職の軸を定める際にどのように決めていけばいいのか5つのステップに沿って説明していきます。
転職の軸の決め方の5つのステップ
転職の決め方の5つのステップは下記になります。
転職軸の決め方5つのステップ
自分が何故転職したいのか明確にする
まずは、自分が今回「何故転職したいのか?」を明確にしましょう。
いわゆる「転職の理由」にあたるものです。
- 「年収をUPさせたい」
- 「成長業界で働き、自分の市場価値を上げたい」
- 「業務内容がつまらない...もっとやりがいのある仕事がしたい」
- 「上司のパワハラがキツイ...」
上記のように、転職したい理由は、人によってそれぞれ違います。
転職したい理由は面接でも必ず確認される項目です。
さらに、転職の軸を定める際の大きな核となるので「転職理由」は明確に定めておきましょう。
次の転職先に求める条件を洗い出す
転職したい理由が明確に出来たら、次の職場に求める条件を思いつく限り洗い出してみましょう。
洗い出した「転職先に求める条件」から転職の軸となるものを決めていきます。
- 「現職よりも年収が高い企業」
- 「自分の市場価値を高められる成長業界」
- 「一緒に働く人と感覚が合う」
- 「パワハラなどがないフラットな会社」
- 「自分がやりがいをもって成長を感じられる仕事」
- 「都内勤務」
上記のように、次の職場に求める条件を洗い出します。
メモに書き出すのもいいですし、WordやGoogleドキュメント、マインドマップなどを活用して書き出すのもオススメです。
その中から、これだけは譲れないといった条件を転職したい理由と掛け合わせて、優先順位を決めていきます。
転職先に求める条件の優先順位を設定する
転職したい理由と次の転職先に求める条件を明確に出来たら、転職先に求める条件に優先順位をつけていきましょう。
妥協出来ない点と妥協できる点を明確にすることで、自分の中で譲れない軸が出来上がります。
Twitterの声
【転職の軸】
①市場価値を上げる経験ができる(成長産業or汎用的なスキル)
②自分が活躍できること(得意なこと)
③正当な評価(成果が給与に反映される)
④基本給が高い(生産性の高い業界)
⑤カルチャーfit(自分に似ている人がいるか)①②は譲れないな。
— imperfect human (@hiitman2020) July 20, 2020
自分が洗い出した転職の軸の中で、自分が最も重要視する軸は何なのか?
最も重要視する転職の軸が明確になると、転職活動を進めていく際に必要な意思決定の迷いを無くすことが出来ます。
今日は引っ越し。転職で都内から九州に行くことになりました。転職活動の軸で優先順位を付けたときに、私は働く場所を下位に置きました。田舎出身の人間なのでなんの躊躇いもなく行ってきます。
— これからの人 (@ilostmyjob0506) July 21, 2020
今の会社で実現出来ないか振り替える
転職したい理由を明確に出来たら、それが本当に現職では実現できないのか?といった観点で振り返りを行うことが大切です。
たとえば「今行っている業務内容がつまらないから転職したい…」といったケースを例にとると、
今の仕事がつまらないだけであって、部署異動や担当業務の変更を願い出た場合でも改善されないのか?
もし、部署異動や担当業務変更で、業務内容がつまらないといった悩みを解決できるようでしたら、転職せずとも現職で解決できる悩みとなります。
振り返りを行っても、改善しそうにないといった結論に至った場合、転職活動へ振り切ることが出来るので、この振り返りも必ず行いましょう。
転職の軸の裏付けをおこなう
「何故その転職の軸で転職活動をおこなうのか?」
これに対する明確な回答も考えておきましょう。
転職の軸の裏付けをおこなうことで、自分の転職の軸を自身の中にしっかりと落とし込めます。
そうすることで、志望動機を考える際や面接で受け答えする際にも、自信をもって回答することが出来ます。
例を挙げて解説していきます。
転職したい理由
「裁量が少なく、自分の成長を感じられない」
転職したい理由から考えた最も重要な転職の軸
「自身の成長が現職よりもさらに図れる仕事」
何故その転職の軸を設定したのか?
20代という貴重な時間を自分の成長へ更に費やしたと考えたため
何故自分の成長が重要だと感じるのか?
終身雇用が前提ではない流動的な世の中になっており、個の力がますます重要になっているので、もっと早いスピードで成長したい。
今の職場では実現できないのか?
できない。何故なら、年功序列の制度で裁量にも大きな制限があり、成長スピードに明らかな制限がある。
では成長に紐づく仕事や業界はどこだろう?
成長したいなら勢いのある会社や業界へ行った方がいいと結論付けた。何故なら、企業の成長は人の成長と紐づくから。
成長している業界や企業はどこだろう?
現状だとITやデジタル広告業界が市場として伸びている。
このように「転職の軸」を設定していると自分がいきたい業界が絞れるほか、自分がその業界を希望している裏付けを作ることが出来ます。
よって、何故その転職の軸にしたのか?といった点の裏付けもしっかりと行っていきましょう。
転職の軸を決める際のNG例
転職の軸を決める際のNG例を解説していきます。
転職の軸は後ろ向きな内容や考えられていない浅い軸にならないように設定しましょう。
NGな転職の軸一例
- 営業がめんどくさいから経理職になりたい。
- 単純に今の仕事が嫌だから転職したい。
- 今の職場が人間関係がいやだから転職したい。
しかし、人間関係がいやといった理由や営業が嫌だといった理由で転職したい人は多数います。
これが駄目な転職理由ではなく、むしろ転職したいなら転職すべきです。
ただし、企業側へ伝える際はネガティブなイメージを持たれてしまうので、本心はそうであっても実際に企業側へ伝える転職の理由や転職の軸は別にすべきです。
また、言い換えるといった方法もあります。
営業がめんどくさいから経理職へ転職したいといったケースを例にとると、
言い換えた場合一例
営業を行っていく中で、バックオフィスのサポートの重要性に気づいたので、今回営業から経理職といった会社全体を支えられるバックオフィスの職種を軸に転職活動を行っている。
と言い換えることが出来ます。
上記のように、自分のこれまでの経験談を交えると説得力のあるものに変わります。
こういった形でネガティブな転職理由も言い換えることが出来ます。
Twitterの声
自分が転職する理由は「環境」軸でいいと思うんだけど、
面接で人事に伝える転職理由は、「環境」軸ではダメですよね。「土日休みが良くて...」
「〇〇駅近が便利だから…」
「この福利厚生が魅力的で…」っていう本音はおいておいて、
面接官には自分を採用するメリット伝えることが大事。— 美咲|キャリチェン|転職の相談募集中 (@agent_gate) November 27, 2020
転職の軸を定めたら求人へ申し込む準備をしよう。
転職の軸が定まったら、実際に求人へ申し込む準備を行いましょう。
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まとめ
今回は転職の軸の重要性と転職の軸の定め方をメインに解説しました。
最後に、今回のポイントをまとめます。
今回のポイント
- 「転職の軸」は転職活動を成功に導く重要な要素
- 「転職の軸」は3つの軸に分類できる
- 「転職の軸」は面接でも必ずといっていいほど確認される
- 「転職の軸」は5つのステップに沿って決めて行こう
目的別の3つの軸
- 自分の市場価値/キャリア/年収UPの目的とした軸
- 自分の好きなこと/やりがいを求める軸
- 職場環境/一緒に働く人の改善を目的とした軸
転職軸の決め方5つのステップ
- 自分が何故転職したいのか明確にする。
- 次の転職先に求める条件を洗い出す。
- 転職先に求める条件の優先順位を設定する。
- 今の会社で実現出来ないか振り替える
- 定めた転職の軸の裏付けをおこなっておく
このステップに沿って、自分が納得できる転職の軸を作りこんで、転職を成功させましょう。
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