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【データ解説有】斜陽産業一覧をランキング形式で解説!

斜陽産業

本日は斜陽産業や衰退業界と呼ばれる業界に関して、ランキング形式で発表していきます。

あなたが働いている業界の現状や今後転職をしようとしている業界が斜陽産業なのか気になる人へ向けた記事なります。

この記事の要約

  • 斜陽産業といわれている業界の中でも成長性がある業界はある。
  • 斜陽産業への転職はNGという訳ではないが、しっかりと企業分析おこなう。
  • 斜陽産業から転職したい人は早いうちに転職してしまおう。

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斜陽産業とは?

業界全体で需要が減少傾向にある産業のことを指します。

消費者ニーズの変化からこれまでの活発な需要が発生しなかったり、新たな技術の登場や安価な海外製品の台頭により、シェアが奪われている業界のことをいいます。

斜陽産業ランキング

斜陽産業のランキングを発表していきます。

斜陽産業ランキング

  • 1位 印刷業界
  • 2位 百貨店・デパート業界
  • 3位 新聞業界
  • 4位 ブライダルウェディング業界
  • 5位 出版業界
  • 6位 繊維業界
  • 7位 テレビ業界
  • 8位 音楽業界
  • 9位 銀行業界
  • 10位 広告業界

※他にも斜陽産業はありますが、ニッチな業界は今回ランキングから省いています。

斜陽産業だからといって成長の余地がないという訳ではありません。

今回挙げた10の業界は本当に、斜陽産業で将来性がないのか業界推移や現在のトレンド確認しながら解説していきます。

1位 印刷業界

斜陽産業第1位は印刷業界となります。

世の中のデジタルシフトに伴い、紙媒体でコミュニケーションを取ることや、雑誌などを読むことが大幅に減少しているのが要因です。

斜陽産業

引用先:日本印刷産業連合会

印刷産業の出荷額(青の棒グラフ)を確認するとピーク時の1991年から直近2017年に掛けて、出荷額が半減していることが確認できます。

よって、業界全体では傾斜産業といえるでしょう。

印刷会社の今後の展望

JAGAT(日本印刷技術協会)は2015年より印刷会社もマーケティングを重視する方向に進むべきという方針を打ち出しています。

デジタルマーケティングと印刷やリアルイベントを組み合わせることで新たな価値を生み出し、それによって顧客を支援するビジネスを展開していく必要性が求められています。

デジマに取り組んでいる印刷会社

顧客のEC化支援などに注力しており、新規事業としてデジタルマーケティングに取り組んでいる企業になります。

上記企業のように、新規事業の立ち上げを行い、新たな収益の柱を作っていく必要があるでしょう。

Twitterの声

2位 百貨店・デパート業界

第2位は百貨店・デパート業界となります。

ファストファッションやオンラインショップの台頭により、百貨店やデパートで購入するユーザーが大きく減少しています。

斜陽産業

引用元:富国生命

特に地方の百貨店などは地域人口の減少も相まって、閉店に追い込まれている店舗も出てきています。

Twitterの声

百貨店の今後の展望

日本国内の需要には限界があるので、訪日外国人へ向けてアウトバウンド施策が重要になってくるでしょう。

現在はコロナの影響もあり、売上を大きく落としてしまっていますが、今後コロナが落ち着き訪日外国人が増加してきた場合の対策が重要になってきます。

また、地方の百貨店に関しては、地域顧客の中でも若年層に向けた対策が必要になってきます

ミドル~シニア層の需要に支えられていては、いつまでたっても減少傾向を辿るだけになるので、若年層の集客に向けた店舗運営が必須となるでしょう。

3位 新聞業界

新聞業界もデジタルシフトへの遅れから、斜陽産業といえます。

特に地方紙はデジタルシフトだけでなく、人口減少が進んでいるので大きな苦境に立たされています。

新聞社の総売上高推移

斜陽産業

データ引用元:日本新聞協会

総売上高とその構成を占める販売収入と広告収入が大きく減少しているのが確認できます。

総売上高ピーク時の2005年は2兆4118億円あった売上も2019年度には1兆6526億円まで落ちており、7592億円の大幅な減少となっています。

スマートフォンやタブレット等の電子版を提供している新聞社も増えていますが、紙媒体と契約数がほぼ変わらず、売上を伸ばすことが出来ていません。

また、NewsPicksやSmartNewsなどの対等により、若者の新聞離れも進んでいるのが要因となります。

新聞業界の今後の展望

売上の減少と今後の購読者確保の難しさから、新聞業界は斜陽産業といえるでしょう。

現在の新聞はミドル~シニア層の購読者に支えられています。

生き残るカギは若年層の開拓と、デジタル版の利用者数増加とデジタル広告収入の増加が急務です。

また、安定的に収益を確保できるビジネスモデルの構築がカギとなってきます。

Twitterの声

4位 ブライダル・ウェディング業界

ブライダル・ウェディング業界も斜陽産業となります。

コロナの打撃を受けたこともありますが、結婚式を開催しないカップルが増えてきています。

また、婚姻件数の減少が大きな打撃になっています。

婚姻件数及び婚姻率の年次推移

斜陽産業

出典:内閣府

ブライダル・ウェディング業界の今後

ブライダル・ウェディング業界は人口減少や婚姻率の低下、挙式率の低下によって更に縮小していく可能性が高いでしょう。

また、挙式方法が多様化していく中で、ユーザーのニーズを汲み取り、多様化する結婚式へ対応し、顧客獲得へ向けた施策に取り組んでいく必要があります。

Twitterの声

5位 出版業界

書籍、週刊誌、月刊誌は販売額が減少傾向にあることから斜陽産業といえるでしょう。

しかし、コミック販売額に関しては「鬼滅の刃」の大ヒットの影響から電子版での売上が伸び、「紙+電子コミック」合計の販売額では大きく増加しています。

斜陽産業

引用元:全国出版統計

斜陽産業

引用元:全国出版統計

これまで減少傾向だった販売額も電子コミックの売上増により、全体的な販売額が上昇傾向なのが確認できます。

よって、出版業界は電子コミックなどの漫画領域に限っては復活の兆しが見えています。

出版業界の今後の展望

出版業界は過去の売上推移から斜陽産業と言えますが、本の種類によっては斜陽産業とは言い難い傾向があります。

コミック販売額の内訳を見て分かる通り、紙+電子版で売上を確保していく必要性があります。

さらに電子版の展開を行っていく中で、有料会員を増やすための施策も重要となります。

対策次第では、斜陽産業から成長性のある業界へと変化する可能性は十分あります。

Twitterの声

6位 繊維業界

第6位は繊維業界になります。

繊維業界は「衣料繊維は斜陽」「産業繊維は成長」傾向にあります。

  • 衣料繊維:衣服に関する繊維。輸入される海外製繊維にシェアを大きく獲られている。
  • 産業繊維:自動車や航空機に利用されるカーボン繊維などがある。帝人や東レなどの日本企業が海外企業を買収し、大きく成長している。

このように、繊維業界は扱う繊維の種類によって明暗が分かれています。

繊維業界の今後

衣料繊維に関しては、中国などの海外製品に押され、厳しい現状が続いていく可能性が非常に高いです。

一方で、自動車、航空機向けの炭素繊維といった産業用繊維に関しては、日本企業が世界シェアの60%以上を占めています。

こういった現状から扱う繊維によって、繊維業界の中で成長の二極化が進んでいくと予想されます。

Twitterの声

7位 テレビ業界(放送・マスコミ)

テレビ業界は斜陽産業から回復が期待できる業界です。

テレビ業界はこれまで広告収入が収益の柱となっていました。

しかし、現在若者のテレビ離れ等が影響し、広告収入が大幅に減少しています。

下記図を確認するとテレビの広告費をインターネット広告費が逆転しているのが確認できます。

日本の媒体別広告費

斜陽産業

引用元:サイバーエージェント

NetflexやYouTubeといったインターネットで動画視聴をするユーザーが増えてきているのが大きな原因となっております。

テレビ側も対策として、ネット配信に力を入れており、テレビ朝日はサイバーエージェントと協業し、AbemaTVを展開しています。

テレビ業界の今後の展望

今後のテレビ業界の展望ですが、ネット配信などによるインターネット広告収益アップも重要ですが、広告以外の収益確保が求められています。

そういった中でフジテレビは不動産事業などの収益が好調で、会社全体での売上を大きく伸ばすことに成功しています。

フジテレビは近年、放送事業のほかゲーム、音楽、広告、出版など幅広いコンテンツを提供するメディア・コンテンツ事業を展開しています。

さらに、オフィスビルの開発や賃貸、商業施設や飲食店の運営、観光リゾート事業、マンション販売、賃貸などの都市開発・観光事業が大きく売上げを伸ばしています。

多角的な経営によって、民放テレビ局の中で売上シェア1位を獲得しています。

テレビ業界は多角的なビジネスを展開可能な資金力、影響力もあるため、今後も生き残っていく業界の一つなので、斜陽産業から復活する可能性は高いでしょう。

Twitterの声

8位 音楽業界

音楽業界はCDの売上が大幅に減少したことにより、斜陽産業とみなされていますが成長の余地があります。

現在は、SpotifyやAppleMusicといったサブスクリプションサービスが主流になりました。

この動きは音楽業界への打撃は大きかったのは間違いありません。

しかし、現在は聴くことだけではなく、観ることへの需要が年々高まっています。

斜陽産業

引用元:ぴあ総研

ライブ・エンタテインメント市場規模を確認すると音楽の規模が毎年伸びているのが確認できます。

直近では、ライブ配信が主流になっていることから、自宅でも気軽にライブを観ることが出来ます。

こういった要素を踏まえるとCD以外からの収入源を確保できており、今後も成長する兆しが見えます。

Twitterの声

9位 銀行業界

銀行業界も平均貸出金利の推移をみると斜陽産業といえますが、フィンテックの発展により今後成長する可能性が大いにあります。

ただし、現在は低金利によって収益が大幅減していることにより、コストカットに走っている銀行がほとんどです。

貸出約定平均金利(月次)

斜陽産業

データ引用元:日本銀行

最近では各メガバンクが大規模な人員削減や週4勤務制などを実施し、人件費の削減を行っています。

銀行業界の今後

フィンテックや銀行のDX化により、業界全体で大きく成長していく可能性はあるでしょう。

しかし、業務効率化が進むということは人員が不要になるということです。

業界としては成長する可能性がありますが、それに伴って人員が減るといったケースが大いに考えられます。

さらに、地方銀行はオーバーバンキングと言われており、低金利や人口減少が収益悪化に拍車をかけ、銀行同士の統合が必須となってくるでしょう。

Twitterの声

10位 広告業界

広告業界は扱う広告の種類によっては斜陽産業と判断することは出来ません。

世の中的には、斜陽産業と言われ続けており、特に2020年に電通が808億円の大赤字を計上したこともあり、斜陽産業と見られがちです。

しかし、インターネット広告の市場は大きく伸びています。

日本の媒体別広告費

斜陽産業

引用元:サイバーエージェント

媒体毎によって、広告費の成長度合いが全く違うのが確認できます。

テレビ、新聞、雑誌、ラジオは下降していますが、インターネット広告に絞れば大きく成長しています。

広告業界の今後

今後は更にインターネット広告の市場が拡大していきます。

サイバーエージェントやオプト、セプテーニなどのインターネット広告代理店が大きく成長していくことが予想できます。

これまで、インターネット広告以外で収益を伸ばしていた企業は、早急にインターネット広告市場の開拓が必須となります。

広告は時代のトレンドにあわせて成長していきます。

よって、斜陽産業とみなすには難しい業界になります。

Twitterの声

斜陽産業へ転職するのはNG?

斜陽産業へ転職するのはNGではありません。

これまで紹介してきた通り、斜陽産業と言われている業界の中にも、改革に積極的に取り組んでいる企業があります。

そういった改革途中の企業で仕事をすることは、自身にとって大きな成長の機会となります。

よって、斜陽産業だからといって転職することがNGな訳ではありません。

しかし、中には改革に取り組まず、流れに身を任せてしまっている企業への転職はNGです。

自分にとって何もメリットがありませんし、転職しづらくなるといったデメリットまでついてきます。

よって、斜陽産業への転職を検討している人は企業研究を怠らないようにしましょう。

斜陽産業から転職を考えている人へ

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まとめ

今回は斜陽産業について解説しました。

斜陽産業といっても各社何かしらの対策を行っています。

一概に斜陽産業として一括りで見るのではなく、業界の中で各社の取り組みまで目を通したうえで判断していきましょう。

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